学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が国や大阪府の補助金を不正受給したとされる事件で、大阪地検特捜部が31日午後にも、学園の籠池(かごいけ)泰典前理事長(64)に対する2回目の聴取を行う方針であることが分かった。
特捜部は27日に、籠池氏や妻の諄子(じゅんこ)氏の初めての任意聴取を実施。関係者によると、学園が大阪府豊中市の国有地で小学校設立を計画した経緯や補助金一般について質問したが、籠池氏はほぼ黙秘。諄子氏も同様に黙秘したという。
塚本幼稚園(大阪市淀川区)では平成23年以降、専任の教職員数に応じて支給される大阪府の人件費補助を水増しして請求。障害などで特別な支援が必要な「要支援児」の受け入れ状況も偽り、補助金を詐取した疑いがある。
また、小学校の校舎建設に絡んで金額の異なる複数の契約書を作成。国土交通省に実際の工事代金よりも高額な約23億円の契約書を提出し、約5600万円を不正に受け取った補助金適正化法違反の疑いが持たれている。
特捜部は一連の補助金申請について、籠池氏が主導したとみて立件に向け詰めの捜査を進めている。
http://www.sankei.com/west/news/170731/wst1707310061-n1.html
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