一時意識不明の重体になったが快方へ
捕獲されたヤマカガシとみられるヘビ(兵庫県警伊丹署で)
兵庫県警伊丹署は30日、伊丹市荻野の若松公園で、近所の小学5年生の男児(10)が強い毒を持つヤマカガシとみられるヘビ(体長約60センチ)に右手首をかまれ、一時意識不明の重体になったと発表した。
血清を投与され、快方に向かっているという。
同署によると、男児は29日午後6時頃、友人と2人で遊んでいる最中にかまれた。帰宅後、出血が止まらず頭痛がひどくなったため、同8時過ぎに救急搬送された。その後、意識不明となったが、30日に回復したという。
ヘビは友人が捕まえ、リュックに入れて男児の母親に渡した。30日朝、母親が同署に通報した。
日本蛇族(へびぞく)学術研究所(群馬県)によると、ヤマカガシは北海道などを除く日本各地の水田や河川敷に生息。かまれると、脳出血や腎不全で死亡する恐れもある。同研究所では国内で死亡例を4例確認しており、「見つけても手を触れず、かまれた場合はすぐ病院へ行ってほしい」と呼びかけている。
若松公園は住宅街にあり、そばには川が流れている。
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