【ソウル=峯岸博】韓国で毎年8月14日を、旧日本軍の従軍慰安婦をたたえる記念日に制定する「改正慰安婦被害者生活安定支援法・記念事業法」が24日の国会本会議で可決、成立した。祝日ではないが、同法は8月14日に国や自治体が記念日の趣旨に沿った行事と広報を実施する努力義務を明記しており、日本国内の対韓感情を一段と悪化させる恐れがある。
「慰安婦の日」は2018年から法定の記念日となる。同法は、慰安婦問題を国内外に広く知らせるとともに、元慰安婦に関連した政策をつくる場合、元慰安婦の意見を聴取することや、国の負担による元慰安婦支援の拡大なども義務づけた。
8月14日は、1991年に韓国で元慰安婦の女性が初めて公の場で証言した日。今年7月、文在寅(ムン・ジェイン)政権は元慰安婦の記念日を制定すると発表。9月に国会の委員会で改正案を可決した際に、菅義偉官房長官が「未来志向の関係を発展させようとする中で、水を差すことになりかねない」として、外交ルートを通じて韓国側に懸念を伝えていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23868530U7A121C1EA3000/
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