河野太郎外相は28日の衆院予算委員会で、駐日外国大使らの同性パートナーの接遇について、外務省主催の行事では「配偶者」「パートナー」として対応するよう指示したことを明らかにした。一方、外国首脳が同性パートナーを伴って来日した際、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席できるかは「政府内で必要ならば検討する」と述べるにとどめた。
宮中晩餐会への同性パートナー出席に反対すると述べた自民党の竹下亘総務会長の23日の発言について問われ、答えた。
河野氏は竹下氏の発言を受け、外務省に対して「法律・事実婚、同性・異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と答弁。一方、宮中晩餐会での接遇には言及しなかった。安倍晋三首相も「首相主催の夕食会には(外国首脳の同性パートナーも)お越しいただければと考えている」と述べつつ、宮中晩餐会については明言しなかった。
外国首脳が異性の配偶者や事実婚のパートナーを伴って国賓として来日した場合、宮中晩餐会に招かれるのが通例だ。配偶者やパートナーが同性だった場合の対応について、菅義偉官房長官は28日の定例会見で「個別具体的に事実関係を踏まえ、しっかりと対応したい」とだけ語った。(二階堂友紀)
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