25日午後6時ごろ、札幌市東区北43東17の路上で、「背中に包丁が刺さっている人が『助けてください』と言っている」と通行人の男性から110番があった。北海道警札幌東署員が駆けつけたところ、20代前半の女性会社員が背中を包丁で刺され、うずくまっていた。病院に搬送されたが、意識はあり会話できる状態だったといい、命に別条はない。道警が殺人未遂事件として調べている。
同署によると女性は1人暮らしで、歩いて帰宅途中に被害に遭い、背中の中央を一突きされたという。通行人の男性に助けを求め倒れかかり、その際に包丁が抜けた。刺した犯人はそのまま逃走したとみられる。
同署に対し、女性は「犯人に心当たりがない」と話している。逃走した人物は性別不明で、黒っぽい服装。所持品に奪われたものはなかった。
現場は市営地下鉄東豊線栄町駅近くの道営住宅が並ぶ静かな住宅街。街灯もまばらで、人通りも少ない。路上の雪には血痕らしきものが残っていた。
帰宅途中の女性会社員(28)は「とても怖い。追いかけられたら逃げるところもない」と表情をこわばらせた。付近に住む女性会社員(42)は「近くに小学校の通学路もあり、子供がいるのでとても心配だ」と不安げに話していた。【阿部義正、源馬のぞみ、澤俊太郎】
https://mainichi.jp/articles/20171126/k00/00m/040/090000c
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