2017年11月25日土曜日

自民・神谷議員、市議宅訪れ家族に現金 受け取り拒まれ

 自民党の神谷昇衆院議員(比例近畿)が衆院選前の9月下旬、自身の選挙区内の大阪府和泉市と岸和田市の市議14人に現金計210万円を配った問題で、受け取りを拒んだ和泉市の辻本孔久市議の自宅を神谷氏が訪れ家族に手渡していたことが24日、辻本氏への取材で分かった。辻本氏は後日、改めて返したという。

 辻本氏によると、神谷氏が自宅を訪れたのは、自身が不在だった10月3日午後で、応対した妻に20万円ほどが入った封筒を渡して立ち去った。辻本氏が5日、神谷氏の秘書に封筒ごと返還した。

 一方、神谷氏は24日、国会内で取材に応じ「政治活動費、自民党の広報活動費として使っていただきたいという趣旨で配った」との見解を示した。うち和泉市議11人には市議会控室などで配布したとし、「ちょうど市議会が開かれていて『市議が集まっている』というのであいさつを兼ねて行った」と説明した。

 その上で、大阪府の泉大津市長を務めていた時期も含め「政治を長くやっていて(政治とカネの問題は)きっちりしてきた。何らやましいことはない」と違法性を否定。14人の他に現金を配った人は「ない」と述べた。

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http://www.sankei.com/west/news/171125/wst1711250013-n1.html

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