秋田県男鹿市野石の宮沢海水浴場に漂着した木造船の船内から、一部が白骨化した8人の遺体が見つかった。秋田海上保安部が27日発表した。船体に8桁の数字が書かれているが、船籍は不明で、船内に身元の特定につながる遺留物はない。同海保は船がどこから来たか、引き続き調べる。
同海保によると、木造船は全長7メートルほどで、24日朝に同海水浴場の沖合約300メートル付近を漂流しているのを通行人が見つけた。海岸には26日に流れ着いた。男鹿市は、海保の捜索の終了後、一般の漂着物として木造船を解体処分し、8人の遺体も火葬する方針。
日本海沿岸では、同県由利本荘市で23日、木造船と「イカ漁のために北朝鮮を出港した」と話す男性8人が見つかっている。この漁船には夜間に魚を集める照明などがあったが、男鹿市の漂着船にはなく、何の用途の船かは不明という。
新潟県佐渡市の海岸でも25日、木造船とみられる多数の木片と、死後数カ月が経過した男性1人の遺体が見つかった。佐渡海上保安署によると、イカ釣り針、ハングルで北朝鮮の地名が書かれた救命胴衣などもあった。
http://www.asahi.com/articles/ASKCW5DL1KCWUTIL044.html
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