秋田県男鹿市に漂着した木造船内から遺体で見つかった8人は、全員男性だったことが28日、第2管区海上保安本部(塩釜)への取材で分かった。所持品の中に北朝鮮の現金千ウォンがあった。ハングルが書かれたたばこの箱も既に見つかっており、北朝鮮から来た可能性がさらに濃厚となった。
船を管理する男鹿市の許可を得て同日、共同通信記者が内部を取材した。甲板には乗組員が着ていたとみられる黒い上着やオレンジ色の救命胴衣が置かれ、ハングルが書かれたたばこの箱や、茶色く変色した液体が入ったペットボトルなどが散らばっていた。遺体が発見された甲板下の船倉には、ロープや漁網が残されていた。
海保は既に船内の調査を終了。28日から秋田県内の大学で8遺体の司法解剖を始めた。船の管轄は男鹿市に移っており、今後は海岸漂着物として処理されるという。
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