県警などによると、8人とも疲労はあるが、命に別条はなく自力で歩ける状態で、朝鮮語を話しているという。県警は亡命や脱北の可能性は低いと判断しており、仙台入国管理局とともに、漂着した経緯や帰国の意思などを慎重に聴いている。
8人は漁師で、防寒用と思われる厚手の服装をしていた。木造船は全長20メートルほどで、魚を集めるための電球のようなものが複数ついており、船内からは漁に使う道具が見つかった。船体にはハングルで北朝鮮北部の港湾都市とみられる「チョンジン」と書かれているという。
漂着現場は由利本荘市役所から西へ約3.5キロ離れた港湾地区。秋田地方気象台によると、周辺沿岸部の海上では風が強く、22日以降、同県沿岸地域に波浪注意報が出されている。
法務省によると、実際に遭難して漂着した場合は、人命への配慮から一時的な上陸を許可する「遭難上陸」の手続きを取り、中国などを経由して帰国させることになる可能性が高いという。2015年1月に石川県の海岸に漂着した北朝鮮の男性については、遭難上陸の手続きが取られた。…
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171124/Mainichi_20171124k0000e040175000c.html
0 件のコメント:
コメントを投稿