23日夜遅く、秋田県由利本荘市で漂着した木造船とともに見つかった国籍不明の男性8人は「北朝鮮から出港しイカ釣り漁をしていたが、船が故障しおよそ1か月間漂流していた」と話していることが関係者への取材でわかりました。
秋田県由利本荘市では23日夜遅く、船の係留施設の近くに住む女性から「不審者がいる」と通報があり、警察が駆けつけたところ国籍不明の男性8人がいたほか、全長20メートルほどの木造船が漂着しているのが見つかりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234401000.html
警察は、8人を由利本荘警察署で保護し、入国管理局の担当者とともに話を聞いたところ、「1か月半ほど前に北朝鮮の港を出港し、イカ釣り漁をしていたが、船が故障しおよそ1か月間漂流していた」と話していることが関係者への取材でわかりました。
また、船にはハングルで「チョンジン」と書かれていることから、船は北朝鮮北東部の都市「清津市」の港を母港にしていると見られ、8人はいずれも北朝鮮への帰国を希望しているということです。
警察によりますと、8人は漂着後、近くの住宅を訪れ朝鮮語で助けを求めていて、通報した女性は「聞き慣れない言葉を話す人が深夜に玄関先に来たため不審に思い通報した」と話しているということです。
警察は25日以降、天候の回復を待って船の内部をさらに詳しく調べるとともに、引き続き8人から詳しく話を聞くことにしています。
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