2017年11月2日木曜日

「一緒に死のう、自殺手伝う」書き込みで誘う

ツイッターで自殺死亡者を自宅に誘って殺害

神奈川県座間市のアパート一室で男女9人の切断遺体が遺棄された事件で、白石隆浩容疑者(27)(死体遺棄容疑で逮捕)は、ツイッターで自殺志願者を探しだしていたことが捜査関係者への取材でわかった。

「自殺を手伝う」などと自宅に誘い、殺害していたとみられる。ツイッターの利用履歴は一部削除されており、警視庁は白石容疑者が証拠隠滅を図ったとみている。

9人の遺体が発見されたアパートを出る捜査員ら(1日午後、神奈川県座間市で)

捜査関係者によると、白石容疑者はツイッターで複数のアカウントを使い、自殺志願者の書き込みに返信していた。「ハッシュタグ」と呼ばれる投稿内容の検索ワードを使って、検索していたとみられる。

「一緒に死のう。1人で死ぬのは嫌なので」「自殺を手伝う」などと書き込んで接近し、自宅に誘っていた。遺体で見つかった9人のうち、女性の8人とはツイッターで知り合ったという。

知り合った後は、無料通話アプリの「LINE」や「カカオトーク」なども使って、自殺志願者の女性とやり取りをしていた。

白石容疑者は調べに対し、自殺を手助けするつもりはなかったことを認めており、同庁は、最初から、誘い出して殺害するつもりだったとみている。

白石容疑者はスマートフォンでツイッターなどを利用していたが、履歴の一部は削除されていた。調べに対し、「自分が接続したことがばれないよう、注意していた」と供述しているという。同庁は、白石容疑者の通信履歴を解析し、やり取りしていた女性の身元の特定を進めている。

一方、同庁は1日、司法解剖の結果、9人の遺体は女性7人、男性1人、性別不明1人だったと発表。性別不明の1人の遺体は腐乱していた。

白石容疑者は9人について、知人カップルと、ネットで知り合った女性7人だったと供述。4人が17歳くらいの少女を含む10歳代で、5人が20歳代だったという。

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