希望の党や立憲民主党など新党を中心に10日、衆院選比例代表の名簿発表を巡って混乱があった。安倍晋三首相による突然の衆院解散に伴う新党結成で、準備不足が露呈した形だ。既成政党は公示日より前に発表するのが通例だが、慣れているはずの公明党も公示日当日にずれ込んだ。
自民、共産、社民、日本のこころの各党は公示前日の9日までに比例順位を含めた名簿を発表した。だが小池百合子東京都知事が率いる希望の党が発表したのは10日午前になってからだった。
中央選挙管理会への届け出書類の一部に間違いが判明し、担当者は対応に追われた。同党関係者は「結党から日が浅く、事務局の態勢も整っていなかった」と釈明する。
枝野幸男元官房長官が代表を務める立憲民主党の名簿順位が判明したのも10日午前。公明党の名簿発表も10日午前だった。公明党広報部は「今回は、たまたま発表のタイミングが当日になった」と説明した。
近年では、民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選で、同党の比例代表名簿の正式発表が公示日の当日午前だった例がある。
優勢が伝えられる選挙情勢を受け、名簿下位の比例単独候補にも議席獲得の可能性が強まり、各ブロックで都道府県連間の調整に手間取ったためで、今回とは背景が異なる。(共同)

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