台風２２号、今夜には沖縄を直撃 あすは東日本も大雨か

　台風２２号は２８日午前８時時点で、暴風域を伴いながら那覇市の南南東を北に進んでいる。勢力を保ったまま２９日明け方までに沖縄や九州南部に最接近し、その後は本州の南岸を東へ進む見通しだ。気象庁は大雨や暴風、高波などに警戒を呼びかけている。

　気象庁によると、中心気圧は９８０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル。２８日夜には沖縄や奄美地方に直撃し、速度を上げながら西日本や東日本の太平洋側を進む見通し。

　台風の影響で、２８日は九州から東日本の広い範囲で雨が降っている。特に、台風が接近する沖縄や九州では２８～２９日にかけて非常に激しい雨が降る見込み。西日本から東日本の太平洋側でも、２９日に非常に激しい雨が降る恐れがある。

　２９日午前６時までの２４時間の予想雨量は、いずれも多い所で、奄美地方２５０ミリ。沖縄、九州南部２００ミリ、四国１５０ミリ、近畿、東海、伊豆諸島１００ミリ。

　台風の影響で、沖縄発着便を中心に、日本航空と全日本空輸で計１４５便の欠航が決まっている。（山本孝興）

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