2017年10月30日月曜日

<陸自>隊員自殺か 師団「服務上、問題なかった」

 日出生台演習場(由布市など)の雑木林で、陸上自衛隊第4師団(福岡県春日市)の訓練に参加していた第16普通科連隊(長崎県大村市)所属の2等陸曹の男性隊員(32)が29日未明、首をつって死亡しているのが発見された。男性隊員は銃剣(刃渡り29センチ)などを所持したまま行方不明になっていたといい、第16普通科連隊の南野延寿連隊長は「地域住民に不安を与え大変申し訳ない」と謝罪した。

 死因は首つりによるもので、自殺とみられる。訓練は北部九州の3900人が参加していた。

 第4師団によると、訓練は23日から11月2日の予定で部隊の訓練を実施。27日夜、別の隊員とともに相手の陣地を偵察して攻撃する訓練中、敵側に発見されて逃走。隊員とはぐれてしまい、28日昼に点呼した際に男性隊員を確認できなかった。

 男性隊員は訓練時、小銃と銃剣、20発の空砲を所持していた。実弾は持ってなかった。第4師団は2800人態勢で28日午後3時から捜索。発見時には空砲6発がなかったが、訓練中に使ったとみられる。他の武器類は遺体の近くにあった。

 第4師団は、男性隊員について「平素は服務上、問題ない隊員」と説明。南野連隊長は「無事を祈って捜索したが、このような結果になって残念です」とコメントした。

 日出生台演習場は総面積約4900ヘクタールで西日本最大。【柳瀬成一郎】

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