沖縄県の翁長雄志知事は20日、県庁で在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官と会談し、19日に那覇市で発生した米海兵隊員による飲酒死亡事故について抗議、「飲酒運転防止に向けた米側の取り組みは不十分だと判断せざるを得ない」と批判した。ニコルソン氏は「深くおわびする」と陳謝し、遺族に哀悼の意を示した上で、再発防止に努めると強調した。
翁長氏は相次ぐ事件を念頭に、「綱紀粛正や再発防止と言われても何ら信用できない。とても良き隣人とは言えない」と指摘。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する立場を訴えるとともに、沖縄の過重な基地負担を軽減するよう要請した。
ニコルソン氏は「言い訳は一切ない。われわれの努力が足りなかった。事件事故を減らすために引き続き頑張る」と述べた。一方で、「何かあれば米軍が迅速に展開できるよう準備をする」とも語り、沖縄への駐留に理解を求めた。(2017/11/20-18:56) 関連ニュース

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