2018年3月17日土曜日

地下鉄サリン「現実ととらえて」 23年を前に遺族ら集会

 13人が死亡した1995年3月20日の地下鉄サリン事件から23年を迎えるのを前に、被害者の会などが17日、東京都内で集会を開いた。地下鉄職員だった夫(当時50)を亡くした高橋シズヱさん(71)は講演で、今も被害は続いているとして「事件を現実のものとしてとらえてほしい」と訴えた。

地下鉄サリン事件から23年となるのを前に開かれた集会。壇上は講演する高橋シズヱさん(17日、東京都荒川区)=共同

地下鉄サリン事件から23年となるのを前に開かれた集会。壇上は講演する高橋シズヱさん(17日、東京都荒川区)=共同

 高橋さんは今年2月、事件を起こしたオウム真理教について特集した公安調査庁のウェブサイトで、手記や「他殺」という項目に〇印が付いた夫の死体検案書を公表した。「事件を実感してもらおうとまとめた。被害者や遺族への思いを深めて」と語った。

 一連のオウム事件捜査に携わった元警視庁捜査1課理事官の原雄一氏(61)も講演。地下鉄事件以前、警察内部で教団について情報共有がされておらず「秘密主義だった」と振り返った。教団関係者を取り調べた体験に触れ「普通の子が犯罪に加担して、死刑にまでなった。非常に危険な集団だった」と述べた。

 集会には事件の被害者や弁護士、学生ら約170人が参加した。講演の後、参加者同士で感想を述べ合う「シェアタイム」が設けられ「世代を超えた問題と認識すべきだ」「風化は事実。続けることが大事だ」などの意見が出ていた。〔共同〕

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28277670X10C18A3CC1000/

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