番組では、27日の国会で行われた証人喚問について特集した。森友学園の国有地売却に関わる決裁文書改ざん問題で、佐川氏が証人として出席し、与野党の議員からの質問に答えた。
スタジオでは、VTRを交えつつ佐川氏の発言に注目した。その中で、自由党の参議院議員・森裕子氏が「官邸の今井(尚哉)秘書官と、森友問題で話をしたことは全くありませんか?」と質問した際の、佐川氏の答弁を取り上げた。
佐川氏は「官邸の秘書官が、私どもの課長クラスだと思いますが、課長クラスと調整をしていたということだと思っている」と答弁。森氏が質問に答えていないとし、再度同じ質問をすると、佐川氏は「私の国会答弁に関して、私が今井秘書官と話をしたことはございません」と答弁した。
すると、森氏は強い口調で「そんなことは聞いていません」と一蹴。「森友問題について官邸の今井秘書官と話をしたことはないんですね?」と三度、尋ねたのだ。佐川氏は3回目にして「この森友問題について、今井秘書官と話をしたことはございません」と言い切る答弁をしていた。
このやり取りについて、若狭氏は「私はこの35年間、ウソの見抜き方の研究をしている」と断った上で、「人間がウソをつくと、本能的に『ウソ反応』っていうのが出るんです」「ウソ反応が典型的に出ているのが、この部分なんです」と、佐川氏の発言にウソがあることを指摘したのだ。
さらに「唯一、ここは(大阪地検)特捜部も本当に目をつけていて。『佐川さんのしっぽが見えた』 と、思っても不思議じゃないところ」と解説する。
若狭氏によると、特捜部は携帯電話会社への協力を求め、今井秘書官と佐川氏の交信記録を調査し、もしふたりのやり取りが見つかれば佐川氏は、偽証にあたるため「そこに大きな武器を特捜部は持てるんですよね」との見解を示していた。
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