財務省の矢野康治官房長は26日午後の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざんに関し、首相官邸の指示の有無について「(指示が)あったという事実には突き当たっていない」と述べた。共産党の辰巳孝太郎氏への答弁。
財務省、森友問題で佐川氏関与を強調=安倍首相「妻、一切関わらず」-参院予算委
矢野氏は同日午前の審議で「首相官邸も麻生太郎副総理兼財務相も(改ざんを)全く指示していない。関知もしていなかったのは紛れもない事実だ」と断言した。辰巳氏はこの答弁を取り上げ、政府が改ざん問題の最終責任者だとする当時理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官に確認したのか追及した。
財務省の太田充理財局長は、佐川氏が退任時の聴取に対し、訴追の恐れを理由に発言を拒否したため、本人の確認は取れていないと説明した。この後、矢野氏は「首相官邸という言葉は適切ではなかった」と語り、自らの答弁を軌道修正した。(2018/03/26-16:33)
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