政務活動費不正疑惑で橋本市議辞職へ、疑惑については語らず
更新:08/28 18:53
今井絵理子参議院議員との不倫疑惑を報じられた橋本健神戸市議。先週になって政務活動費を不正に受け取っていた疑惑が浮上し、28日、議員辞職する意向を明らかにしました。29日、辞職願を提出するということです。 自民党神戸市議団の橋本健議員(37)。先週、新たな疑惑が明らかになりました。それは架空発注です。橋本市議は2010年からの5年間に、広報チラシ「ハシケン通信」を50万部以上発行したとして、政務活動費およそ720万円を受け取っていました。しかし、実際は発行していなかったのではとの疑惑が浮上してきたのです。
「架空発注については否定させていただきます」(橋本健神戸市議・今月23日)
23日の会見では疑惑を全面否定した橋本市議。ところがその翌日の24日、チラシのデザインなどを発注していたとする神戸市の業者が反論。領収書の偽造を依頼されたことを明らかにしたのです。また、業者が取材された時に備えた想定問答が、メールで届いたといいます。そこには、「領収書は?と聞かれるときは、あったと思います。って答えてください」など、橋本市議が会見で答えるのと同じ内容を話すよう口裏合わせを指示していました。
この想定問答どおり、会見で橋本市議は・・・
Q.領収書は存在する?
「ちょっと当たってみます。存在するかと思いますので。ただですね・・・、過年度になるので、問い合わせしないとわからないです」(橋本健神戸市議・今月23日)
また、業者側は橋本市議から一切金を受け取っていないとしていますが、想定問答では・・・
Q.お金は?
「橋本くんが現金をもってきていました」(業者が取材された時に備えた想定問答)
実際に会見では・・・
「お金は僕が分けて持っていっています。下請け会社にも僕が(金を)持参したということになります」(橋本健神戸市議・今月23日)
この会見以降、橋本市議は自民党市議団とも音信不通となっていましたが、28日午前0時半過ぎ、市議団の団長に突然、辞意を伝える電話をかけてきたということです。
「憔悴している感じは受け取れた。一方、本人からは3日間熟慮した結果、いまは吹っ切れた気持ちもあると」(自民党神戸市議団 安達和彦団長)
そして、市議団を通じ、新たなコメントを出しました。
「三日間熟慮を重ねた結果、この際、自ら議員の職を辞したいと考えるに至りました。印刷費についても、返金させて戴く所存でございます」(橋本市議のコメント)
しかし、疑惑について一切言及はありませんでした。
今回の疑惑をめぐり、市民オンブズマンの代表は、来月上旬にも橋本市議らを詐欺容疑で神戸地検に刑事告発する意向を明らかにしました。
「仕事が公金横領なのかと、これは情けない。そういう議員は一掃しなければならない。今のままでは恥ずかしいですよね、神戸市は」(市民オンブズマン兵庫 森池豊武代表)
29日、辞職願を郵送で提出するという橋本市議。いつ、本人の口から真実が語られるのでしょうか。(28日18:05)
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