麻生太郎副総理兼財務相は30日、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを引き合いに「いくら動機が正しくても駄目だ」とした自身の発言について、「ヒトラーを例示として挙げたことは不適切であり撤回したい」とのコメントを出した。
その後、財務省で記者団の取材に応じ「政治家として結果を出すということが大事だ。結果というものがその全てなんだという話をした。この点を強調する趣旨として、あしき政治家の例としてヒトラーという人の例を挙げた」と釈明した。
麻生氏は自らが率いる自民党麻生派が29日に開いた研修会の講演で、ヒトラーに言及した。麻生氏は2013年の講演でも、ナチス・ドイツについて「手口を学んだらどうか」と発言、批判を浴びて撤回している。
これに対し、民進党の山井和則国対委員長は国会内で記者団に「ヒトラーを評価するかのように受け取られかねない発言は、国際社会では決して許されない。大失言だ。猛省を促したい」と批判した。(2017/08/30-19:21)
0 件のコメント:
コメントを投稿