2017.8.29のニュース
反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者=国際手配中=は29日までに、南極海での日本の調査捕鯨船に対する妨害活動を今冬は行わないとの声明を、ウェブサイト上に出した。活動資金が限られていることや、日本の監視活動に対抗できなくなったことが理由としている。
一方で「クジラの聖域を見捨てることはない」として、日本の捕鯨に対抗する新たな手段を検討するとしている。シー・シェパードは2005年から毎年、日本の調査捕鯨船に対し妨害活動をしてきた。
ワトソン容疑者は中止の理由について、日本が衛星を使って妨害船の動きを監視することで容易にシー・シェパードの船を避けられるようになり「軍事級の技術に太刀打ちできなくなった」ことや、日本で「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が成立し、活動の継続が難しくなったことなどを挙げている。 (共同)
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