調査捕鯨に対する妨害活動を繰り返してきた反捕鯨団体のシー・シェパードは、日本側の対策によって活動が困難になったなどとして、この冬は南極海での妨害を行わない方針を明らかにしました。
反捕鯨団体のシー・シェパードは、日本の調査捕鯨に対する妨害活動について、ホームページ上で声明を発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011117501000.html
この中で、「日本は、われわれの船の動きを衛星を使って監視していて、容易にわれわれを避けることができる。軍事級の技術には太刀打ちできない」として、この冬は南極海での調査捕鯨に対する妨害活動を行わない方針を明らかにしました。
そのうえで、「日本の違法な捕鯨活動を停止させるだけの資源と戦略、能力を開拓する必要がある。捕鯨という恥ずべき行為が永遠に廃止されるまでわれわれは活動をやめない」として、日本の捕鯨調査を阻止するため、今後新たな手段を検討する考えを強調しました。
シー・シェパードは去年、新たな高速船を導入するなど妨害活動の態勢を強化していて、これに対し、日本側は水産庁の監視船を捕鯨船団に同行させるなど、対策を続けていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿