21日
18時03分
3分35秒
ダブル台風が列島接近、１９号は奄美・九州南部に
日本列島に２つの台風が続いて向かっています。台風１９号は現在、奄美地方などに接近、２０号は週後半に西日本に上陸するおそれがあります。
暴風に乗って道路にたたきつける雨。鹿児島県奄美市では、雨・風ともに強まり大荒れの天気となっています。
日本列島に向かう１９号と２０号のダブル台風。先行する台風１９号は、２１日夜から２２日の明け方にかけて、九州南部と奄美地方に最も接近する見込みです。
奄美市では、住民が窓に板を打ちつける作業などに追われました。こちらの飲食店は、ちょうちんを下ろし、備えます。
「早めに閉めます。（風が）強いと思うから」（飲食店の人）
同じ奄美地方の喜界島。外に出るのが危険なほどの暴風雨が吹き荒れます。
台風１９号の特徴は、非常に強い勢力のまま接近すること。最大瞬間風速は、奄美地方で６０メートル、九州南部で５５メートルに達すると予想されます。
その後に続く台風２０号は、今後、強い勢力にまで発達する見込み。２０号は週の後半にかけて、西日本に上陸するおそれがあり、西日本豪雨の被災地でも警戒が必要です。
台風から暖かい空気が流れ込んだ影響もあり、２１日は各地で猛暑が復活。
「暑くて、はぁ～」（男性）
２１日は全国６００以上の地点で３０度以上を観測。最高気温３５．７度の猛暑日となった金沢市では、かき氷を口の中にかき込む子どもたちの姿も見られました。福岡県久留米市では、全国で２１日一番の暑さとなる最高気温３８．４度と、猛烈な暑さ。
「東京・台場に来ています。手元の温度計は３５度、かなり暑くなっているので、波打ち際では水遊びをしている人がいますね」（記者）
東京都心でも蒸し暑さがぶり返し、４日ぶりに最高気温が３０度を超える真夏日となりました。
台風１９号は北上を続け、午後には奄美地方の一部が風速２５メートル以上の暴風域に入りました。嵐の訪れに、消防も出動しています。
午後の鹿児島県奄美市。
「暴風域に入った奄美市です。午後に入り、非常に強い風が吹き始めました。現在は横殴りの雨も降っています」（記者）
店のシャッターに不具合があったのか、消防が対応にあたります。最接近する台風１９号。現地では、厳重な警戒が続きます。
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