豪雨による浸水で多くの住民が孤立した岡山県倉敷市真備町では8日、自衛隊や消防などが1000人態勢で救助活動を続けた。市災害対策本部によると、同日午後6時までに1850人を救助したが、浸水は広範囲にわたっており、被害の全容はつかめていない。
6日から7日にかけての大雨で小田川の堤防が決壊し、真備町地区は全域の30%近い約1200ヘクタールが浸水した。約4600戸が被災したと推計され、ほとんどが床上浸水という。市内には約50カ所の避難所が開設され、8日午後5時までに8000人以上が身を寄せた。
ただ、被害の全容は把握できておらず、行方不明者の数も分からない。倉敷市の伊東香織市長は8日夕、市役所で取材に応じ「とにかく救命をしている状況で、避難者の情報が錯綜(さくそう)していることもあり集約が難しい」と説明した。
自衛隊によると、約300人の患者やスタッフが孤立状態になっていた「まび記念病院」では、8日午後5時までに約170人を救出した。伊東市長は「まだそれぞれの地区で取り残されている方がいると思う。捜索を続けていく」と話した。
〔写真説明〕大雨により浸水した街並み。奧は高梁川=8日午前、岡山県倉敷市上空(時事通信ヘリより)
〔写真説明〕浸水した地区から飼い犬を救出する住民=8日午後、岡山県倉敷市
〔写真説明〕浸水で孤立していた「まび記念病院」から救出される人たち=8日午後、岡山県倉敷市
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