26日午後1時50分ごろ、東京都多摩市唐木田1のビルの建設現場で火災が発生したと東京消防庁に119番があった。同庁や警視庁によると、これまでに4人が死亡、少なくとも40人がけがをしているという。うち重症者は約20人で、他に逃げ遅れた人がいる可能性もあり、確認を急いでいる。警視庁捜査1課は業務上過失致死傷の疑いも視野に調べている。
警視庁などによると、現場の建物は「多摩テクノロジービルディング(仮称)」。地上3階、地下4階建てで、約1500平方メートルが燃えている。地下3階で鉄鋼をガスバーナーで切断していたところ、火花が資材に引火したという。
施工会社によると、このビルは事務所用で、2016年10月に着工し、18年秋に完成予定だった。26日は下請け業者を含む約300人が作業をしていたという。警視庁などが当時の詳しい状況を調べている。
地下で配線作業をしていた男性(24)は「火事を伝える大声に気づいて階段を駆け上がったが、煙で何も見えない状態でどこから外に出たら良いか分からなかった」と声を震わせた。別の男性(21)によると、地下には50人以上の作業員がいたという。
現場は小田急電鉄の唐木田駅から西に約1キロの住宅街。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33438960W8A720C1CC1000/
0 件のコメント:
コメントを投稿