強い台風12号 大雨や暴風の警戒期間
2018年07月27日18:49
台風12号は強い勢力を保ったまま、28日(土)午後、関東に最も接近し、夜には東海から西日本に上陸する恐れがあります。大雨や暴風の警戒期間と注意点をまとめました。
今年初めての台風上陸か
台風12号は強い勢力を保ったまま、28日(土)の午後、関東に最も接近し、夜には東海から西日本に上陸する恐れがあります。台風は今後、速度をあげて本州へ接近するため、風が急激に強まるでしょう。また、台風本体の雨雲が近づく前から、「寒冷渦」と呼ばれる、上空に寒気を伴った渦の影響により、関東から近畿南部を中心に雨脚が強まる所がありそうです。
【関東甲信】 台風は土曜の午後、最接近
27日(金)の夜から28日(土)の明け方は寒冷渦の影響で、南部を中心に雨。沿岸部は激しく降る所もあるでしょう。28日(土)の昼頃からは台風の活発な雨雲がかかります。夜にかけてが雨のピークで、滝のような雨の降る所があるでしょう。局地的には息苦しくなるほどの、猛烈な雨となりそうです。特に東風がぶつかる、関東の西部の山沿い(箱根・丹沢~多摩〜秩父)で雨量が多く予想されており、記録的な雨量となる恐れもあります。また、沿岸部では東よりの暴風が吹き荒れるでしょう。交通機関への影響にも注意が必要です。
【東海】 台風は土曜の夕方から日曜の未明にかけて最接近、上陸の恐れ
28日(土)に日付が替わる頃から寒冷渦に伴う雨雲がかかるでしょう。雨はいったんやみますが、早い所では昼過ぎから再び雨が降りだし、夕方以降は広い範囲に台風本体の雨雲がかかりそうです。非常に激しく降る所もあり、静岡県や三重県では猛烈な雨の降る所があるでしょう。台風が東海地方から遠ざかっても、南から湿った空気が流れ込み続けます。このため29日(日)の午後まで雨が長引きそうです。風は、台風の接近に伴って、28日(土)の昼過ぎから海上を中心に猛烈な風が吹く恐れがあります。交通機関に大きな影響が出る可能性があります。
【近畿】 台風は土曜の夜遅くから日曜の明け方に最接近、上陸の恐れ
28日(土)に日付が替わる頃から寒冷渦に伴う雨雲がかかるでしょう。主に南部が中心ですが、一部で激しく降る見込みです。日中はいったん雨のやむ所が多いですが、夜は台風本体の雨雲がかかってきます。局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。風も急激に強まり、大荒れ天気となりそうです。雨や風のピークが夜になりますので、日中のうちに台風の備えを万全にしてください。
【中国・四国】 台風は日曜の朝から昼過ぎにかけて最接近
28日(土)は、四国で朝まで雨の降る所がありそうです。28日(土)の夜遅くからは雨や風が急激に強まり、激しい雨の降る所があるでしょう。夜の暗い時間に天気が急に荒れ始めてきますので、28日(土)のうちに対策をとり、明るいうちに避難してください。また、豪雨の被災地では少しの雨でも災害が発生する恐れがあります。危険な場所には絶対に近づかないでください。
最新の台風情報を
なお、台風の進路や発達具合により、雨や風のピークや強さが大きく変わる可能性があります。台風情報や気象情報は最新のものを確認してください。
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