西日本豪雨で各地に甚大な被害が出た7月上旬、高知市の幹部職員7人が競馬観戦などのため、北海道函館市へ旅行していたことが28日、分かった。出発時、高知市では災害対策本部が設置されており、参加者のうち教育長と総務部長は同本部の意思決定会議のメンバーだった。
高知市などによると、旅行していたのは教育長、総務部長のほか副部長級4人、課長級1人の計7人。趣味の競馬を通じた集まりで7月7~9日、函館市内の競馬場で観戦したり、市内を観光したりした。旅行は数カ月前から計画されていたという。
高知市は台風7号の接近と通過後の大雨に伴い、同4日に災害対策本部を設置。6日朝には市東部に「避難準備・高齢者等避難開始」が発令され、避難所も開設された。その後いったん雨が弱まり、対策本部は縮小されたが、7日に再び強まり態勢を強化。8日には高知県西部に大雨特別警報が発表された。
総務部長と総務部副部長は旅行から戻った後、副市長から厳重注意を受けた。(2018/07/28-17:15)
0 件のコメント:
コメントを投稿