26日
23時18分
2分30秒
東京・多摩市のビル建設現場で火災、5人死亡
26日午後、東京・多摩市の建設現場で火災が発生し、作業員5人が死亡、多数のけが人が出ました。火災現場は建設中のオフィスビルでした。
「多摩市唐木田の火災現場です。建設中の大きな建物から真っ黒い煙が出ています」(記者)
ビルの至るところから上がる黒煙。クレーンの上には、逃げ遅れた作業員とみられる人の姿も確認できます。
26日午後2時前、東京・多摩市にある地上3階、地下3階建ての建設中のオフィスビルで火災が発生。現場は大型の商業施設が立ち並ぶ地域で、黒煙は住宅のすぐそばにまで押し寄せました。
「ぼやかなと思ったら、煙がどんどんもくもくしてきて、火もポンと出て、息も苦しくなってきた」(建物内にいた作業員)
「煙が下から舞い上げてきて、煙に追いかけられているような感じだったので、走って逃げるしか」(屋上にいた作業員)
火は8時間半あまりで消し止められましたが、男性作業員5人が死亡、およそ40人がけがをしたということです。
当時、およそ300人の作業員がいたという建設現場。近くのコンビニの駐車場には、多くの作業員が避難していました。
「本当にやばいんだなと実感したときには、もう黒煙にのみ込まれていた。臭いと、体が受けつけない喉に残る違和感が強くて。息ができないし」(避難した作業員)
「血が出てる人とか、真っ暗だったので逃げ回る時に顔をぶつけたり、転んだりしたのかな」(避難した作業員)
「(Q.命の危険を?)一瞬逃げ遅れたので、死んだなと思った」(避難した作業員)
警視庁によりますと、当時、現場の地下3階では、ガスバーナーで鉄鋼を切断する作業が行われていて、その際、火花が近くにあったウレタンに引火したとみられるということです。警視庁は、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べるということです。
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