2018年7月30日月曜日

フェーン現象で石川37度、31日も熱中症に警戒

 中国地方から東北の日本海側では30日、雨が降って水分が抜けた後の風が山を越え、平地に下りる過程で暖まる「フェーン現象」によって各地で気温が上がった。太平洋側も高気圧が張り出して暑くなった。31日も引き続き気温が高くなる見通しで、気象庁は熱中症対策を呼び掛けている。

 気象庁によると、石川県かほく市で37.7度、新潟県魚沼市では37.4度、福井市で37.1度、秋田県横手市で37.0度の最高気温を観測した。

 太平洋側は岐阜県多治見市で37.6度を観測した。高気圧が張り出し、日照時間が長かったことが影響したとみられる。北海道も太平洋高気圧の働きで南から暖かい空気が流れ込み、オホーツク海側や日本海側でフェーン現象が起きた。佐呂間町では35.7度になった。

 30日は全国に927ある観測点のうち684地点で30度以上になり、このうち97地点が35度以上の猛暑日になった。

 31日の予想最高気温は鳥取市で37度、福井、京都、大阪の各市で36度などとなっている。小まめな水分補給や適切な冷房の使用などで熱中症に備える必要がある。

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https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180730/ecc1807301813010-n1.htm

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