
名古屋市立大病院救命救急センター 殺人未遂容疑で逮捕
25日午後5時10分ごろ、名古屋市瑞穂区瑞穂町の名古屋市立大病院救命救急センターから「患者が医師に切り付けた」と110番があった。愛知県警瑞穂署によると、同センター副部長の山岸庸太医師(53)が、患者の男にカッターナイフ(全長約15センチ)で首を切られ軽傷を負った。他の医師らが男を取り押さえ、駆け付けた同署員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
逮捕されたのは同市瑞穂区松栄町2、職業不詳、伊藤由男容疑者(70)。逮捕容疑は25日午後5時7分ごろ、同センター1階通路で、山岸さんの首の左側を持っていたカッターナイフで切り付けたとしている。「黙秘します」としているという。
同署や病院によると、伊藤容疑者は瑞穂区内で酒を飲んでいて、泥酔状態で救急搬送された。暴れたため、医師らが1階の個室に移し、ベッドに拘束して点滴を打って部屋を離れた。その後、心電図の異常に気づき、山岸さんや看護師らが駆け付けると、手足を拘束していた抑制帯が切られていた。ふらついていた伊藤容疑者は山岸さんに切り付け、その後も暴れ続けたが、取り押さえられた。
同センターは20床あり、生命に関わる重症(3次救急)を中心に、救急搬送患者の受け入れと初期診療を行っている。【井口慎太郎、駒木智一】
https://mainichi.jp/articles/20180726/k00/00m/040/137000c
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