2018年6月19日火曜日

大阪北部 震度6弱、死者5人に 66歳の男性死亡

19日

17時54分

大阪北部 震度6弱、死者5人に 66歳の男性死亡

 大阪の北部を襲った地震から一夜明けた19日も、現地では余震が続くなど不安が広がっています。そして、新たに66歳の男性が自宅で死亡しているのが見つかり、地震による死者は5人となりました。

 18日、激しい揺れに襲われた大阪府北部。最大震度は6弱を観測しました。大阪府内で震度6弱以上を観測したのは、統計が残る1923年以降初めてです。

 「銭湯の煙突がバキッと真ん中付近で折れてしまっています」(記者)

 「門だった場所なのでしょうか。それが倒壊してしまい、完全に道路をふさいでしまっている様子が見てとれます」(記者)

 今回の地震では、小学4年生の女の子と80代の男女3人の合わせて4人が死亡。19日になって、新たに高槻市の66歳の男性の死亡が確認されました。地震から一夜明け、高槻市内の造り酒屋を訪ねてみると出荷前の商品が崩れ落ち、割れた瓶が散乱していました。

 「想定以上の揺れで、全部倒れて割れてしまった」(清鶴酒造 石井清祐さん)

 さらに地震後、酒の仕込みに使う井戸の水が濁っていることがわかりました。23年前の阪神・淡路大震災のときにも兵庫県内の酒蔵の井戸で同様の現象が起きていたということで、地震の影響とみられています。

 地震の爪痕は、高槻市の隣の茨木市内の小学校に残されていました。グラウンドには、およそ50メートルにわたって地割れが続いています。

 大阪府内では最大で569か所の避難所が開設され、一時は2000人以上が避難しました。

 「地震でテレビがひっくり返って当たった。救急車で病院へ連れて行ってもらった」

 「余震が怖かった。その都度みんな目が覚めて、お互い手を握って励ましあってた」

 そして、取材の最中にも震度3の余震が・・・。大阪府の北部では、今も一部の地域で断水やガスの供給が止まったままで自治体などがライフラインの復旧を急いでいます。地震の影響で水道管が破裂した高槻市では、広い範囲で水道水が濁ったり断水が続いているため、ほぼ全ての市立小中学校と浄水場など合わせて62か所に臨時の給水所が設けられています。高槻市、茨木市などの合わせて11万戸あまりでは今もガスの供給が止まっているため、近くの温泉施設には普段の5~6倍ほどの客が殺到しました。

 「ガスが止まっていて、お風呂が使えないので家族で来ました」

 「開いててくれて良かった。やっぱりお風呂は気持ちいいので。また明日、明後日と来るかもしれない」

 一方、登校中だった高槻市の小学4年生の三宅璃奈さん(9)が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡した現場では献花台が設けられ、多くの人が花を手向けました。

 「まさか壁が落ちてくるとは」

 「地震の時は自宅より学校の方が安全だと思っていたが、そうじゃなかったと思うと怖い」

 高槻市は18日の会見で倒れたブロック塀について、高さが基準を超えるなど、建築基準法に適合していなかったと発表。建築基準法では、2.2メートルを超えるブロック塀をつくることは原則認められていませんが、倒れた塀の高さは3.5メートルでした。また、高さが1.2メートルを超える塀には強度を補うための控え壁を設置する義務がありますが、倒れたブロック塀には設置されていませんでした。

 控え壁をつけたものと、つけていない2つのブロック塀に揺れを加えた実験映像では、控え壁がある方は、震度6強でも倒壊しませんでしたが、控え壁のない方は、その半分程度の揺れで崩れ落ちてしまいました。そして19日、警察は業務上過失致死の疑いで現場検証を行いました。

 「法律違反であれば、誠に遺憾なことだと思う」(林芳正 文科相)

 一方、林文部科学大臣は、全国の小中学校に危険なブロック塀がないか、緊急点検を行うよう要請し、早急に実態を把握する方針です。

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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3400544.html

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