任期満了に伴う滋賀県知事選が24日投開票され、現職の三日月大造氏(47)が1期目の実績をアピールして幅広い支持を集め、新人で元滋賀大副学長の近藤学氏(68)=共産推薦=を破り、再選を確実にした。与野党が相乗りして三日月氏を支援するなど、選挙戦は終始、盛り上がりに欠けた。
三日月氏は前回、嘉田由紀子前知事の後継を掲げ、自民、公明両党が擁立した候補を破ったが、今回は嘉田氏が代表を務める地域政治団体「チームしが」のみならず、自民、公明からも支援を受けた。4年間の実績として、琵琶湖保全再生法の成立に向けた働きかけや、情報発信拠点「ここ滋賀」(東京)の開設などをアピールし、近藤氏との一騎打ちを制した。
近藤氏は、嘉田氏らが事業凍結に追い込んだ国の大戸(だいど)川ダム(計画地・大津市)を巡り、三日月氏が効果を検証する勉強会を設置したことを引き合いに「三日月氏は嘉田路線を修正した」と批判。三日月氏への与野党相乗りにも批判を強めたが、及ばなかった。【成松秋穂】
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180625/k00/00m/010/027000c
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