自民党国会議員の失言が止まらない。安倍晋三内閣の支持率が回復に転じたことや、通常国会の大幅延長が決まり、緊迫した与野党攻防に間延び感が漂ったことに伴う気の緩みもあるとみられるが、今回はお粗末という表現では済まされない発言もあった。(原川貴郎)
穴見陽一衆院議員は、15日の衆院厚生労働委員会で、受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案をめぐり参考人として出席した日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男さんにやじを飛ばした。
長谷川さんが屋外での喫煙に関して「なるべく吸ってほしくないが、喫煙者にとって吸う場所がないと困るという気持ちも分かる」などと発言。直後に穴見氏は「いいかげんにしろ!」と言い放った。
穴見氏は、ファミリーレストランを展開する「ジョイフル」の代表取締役相談役で、不祥事を連発する自民党の「衆院当選3回生」の一人でもある。
穴見氏は、21日になって「不快な思いを与えたとすれば、心からの反省とともに深くおわび申し上げる」と謝罪のコメントを発表した。ヘビースモーカーとして知られ、コメントでは「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという想(おも)いで呟(つぶや)いた」とも記し、釈明した。ただ、報道陣の前に姿を見せたくなかったのか、所属する自民党細田派(清和政策研究会、94人)の定例会合を欠席した。
https://www.sankei.com/politics/news/180622/plt1806220023-n1.html
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