2018年6月29日金曜日

6人負傷、85棟被害 竜巻か 滋賀・米原

突風の被害が集中した地区=滋賀県米原市で2018年6月29日午後3時57分、本社ヘリから猪飼健史撮影

 29日午後1時45分ごろから同2時5分ごろの間に、滋賀県米原市で竜巻とみられる突風が発生し、被害が出たと110番や119番通報が複数寄せられた。県警や消防などによると、突風で割れたガラスで男性(73)が両腕や両脚を切るなど、男性5人、女性1人の計6人が負傷し、うち4人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷で命に別条はない。市によると、同日午後6時半現在、屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりするなどの建物被害が85棟で確認された。

 県警や消防などによると、建物などの被害は同市の朝日、夫馬(ぶま)、北方の3地区を中心に南北約1キロ、幅100~150メートル程度の範囲にわたっている。電柱の倒壊や倒木なども相次ぎ、関西電力によると、市内の約360軒が停電した。市は午後3時、災害対策本部を設置した。

 彦根地方気象台は同日午後1時51分、滋賀県北部に竜巻注意情報を発令。午後1時44分に米原市で最大瞬間風速13.3メートルを観測した。

 JR東海によると、東海道新幹線は午後1時40分ごろ、北方地区にある風速計が規制値の秒速30メートルに達したため、岐阜羽島-米原間の上下線で運転を見合わせた。安全を確認し、同50分ごろに運転を再開した。【若本和夫、成松秋穂】

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https://mainichi.jp/articles/20180630/k00/00m/040/078000c

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