任期満了に伴う滋賀県知事選は24日投開票され、無所属現職の三日月大造氏(47)が、無所属新人で滋賀大名誉教授の近藤学氏(68)=共産推薦=を破り、再選を確実にした。
三日月氏は自民、国民民主、公明など与野党の県組織が相乗りで支援、各種団体の推薦も得て組織票を固めた。観光振興など1期目の実績を強調、県民の健康増進施策の強化を訴え、幅広く支持を集めた。
前回の知事選で三日月氏は、嘉田由紀子前知事の後継を掲げ、自民、公明両党の推薦候補らを破って初当選。今回は、本体工事が凍結されている国の大戸川ダム(大津市)建設の検証開始を評価し、両党も三日月氏の支援に回った。
近藤氏は、大戸川ダムの検証を始めた三日月氏を批判。ダム建設の中止などを主張したが、及ばなかった。
◇滋賀県知事選当選者略歴
三日月 大造氏(みかづき・たいぞう)一橋大経済卒。JR西日本勤務を経て、2003年11月から衆院議員4期。国土交通副大臣などを務めた。14年7月に滋賀県知事に初当選。47歳。大津市出身。当選2回。(2018/06/24-20:45)
0 件のコメント:
コメントを投稿