21日
18時37分
2歳男児の医療事故裁判、病院側に賠償命じる判決
12年前、東京・府中市の病院で当時2歳の男の子が麻酔により障害を負い亡くなったのは医師らの過失であるとして、両親が病院側に損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は過失を認め病院側に3200万円あまりを支払うよう命じました。
この裁判は、府中市の榊原記念病院に入院していた2歳の清川峻平くんが2006年、検査中に麻酔により低酸素脳症になり死亡したのは医師らの過失であるとして、両親が病院側に損害賠償を求めたものです。
21日の判決で、東京地裁は小児科医らが麻酔の濃度を低下させるなどの注意義務を欠いていたと指摘。医師らの過失を認め、両親に合わせて3200万円あまりを支払うよう命じました。
会見した両親は、「今後の医療機関のあり方が少しでも変わることにつながれば息子も報われる」と話しました。
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