
大阪府北部で震度6弱を記録した地震では、ブロック塀が倒壊する被害が目立った。国土交通省は21日、自治体に対し、塀の所有者に安全点検を求めるよう要請した。
同省は所有者向けに建築基準法に基づくチェックポイントを公表。危険性が確認された場合は、貼り紙などで通行人に注意を呼び掛ける表示をしたうえで、補修や撤去を進めるよう求めた。
チェックポイントは、▽塀の高さが2.2メートル以下か▽厚さは10センチ以上か▽控え壁があるか▽コンクリートの基礎があるか▽傾き、ひび割れはないか――の5項目。不適合な点がある場合、鉄筋が入っているかどうか、専門家に相談することを勧めている。
ブロック塀の基準は建築基準法施行令で定められている。大阪府高槻市では、同施行令に違反した小学校の塀が倒壊し、登校中の女児(9)が下敷きになり死亡。文部科学省は全国の小中学校にブロック塀を緊急点検するよう要請している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32061830R20C18A6CC1000/
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