2018年6月20日水曜日

逮捕の少年、刃物や金づちで襲撃か 静岡

 静岡県藤枝市で下校中だった市立高洲南小学校4年の男子児童(9)が切られて重傷となった事件で、男児は切り傷の他に頭の骨を折る重傷だったことが、捜査関係者などへの取材で明らかになった。県警は、同校敷地内に侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された自称同市在住の少年(18)が、刃物や金づちで男児を襲ったとみて殺人未遂容疑でも調べる。

 捜査関係者によると、少年は同校の卒業生で、「小学生の時にいじめられていた」と供述しているという。県警は、少年が学校に対して一方的に恨みを募らせて無差別的に児童らを狙った可能性もあるとみて、動機などを慎重に調べている。

 県警や近くの住民などによると、男児は19日午後3時50分ごろ、同校から数百メートル離れた路上で友人と下校中、少年に襲われたとみられる。少年は金づちを所持しており、男児が倒れていた付近には刃物も落ちていたという。少年はその後、教員らに立ちふさがられ、同校敷地内に入り込んだところを取り押さえられた。

 事件当時は中高学年が下校する時間帯で、男児の後方には児童約20人のグループもいた。同校は20日夜、保護者向けの説明会を開いた。【古川幸奈、高場悠、島田信幸】

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https://mainichi.jp/articles/20180621/k00/00m/040/070000c

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