地震でプールのブロック塀が崩れ、登校中の三宅璃奈さん(9)が亡くなった大阪府高槻市立寿栄小学校で21日夜、保護者向けの説明会が開かれた。約300人が参加したが「中身がなく、知りたいことは何も分からなかった」と不満を漏らす保護者も多かった。
午後6時から始まった説明会は、予定を超えて同8時すぎに終了。参加者らによると、田中良美校長が冒頭に事故の経緯や受け止めを表明。保護者からは「なぜブロック塀の違反に気付かなかったのか」「心のケアはどうするのか」といった質問が相次ぎ、涙を浮かべながら不安を訴える人もいたという。
2人の娘を通わせる30代の女性は「学校側もよく分かっていないことが分かった」と不満げ。校舎にも亀裂があることなどを聞かされ、さらに不安が募ったという。小学2年の息子を持つ母親(37)は「安全対策をどう進めるかなど、今後については中身がなかった。いつまで不安なまま登校させるつもりなのか」とあきれた様子で話した。
田中校長は終了後記者会見し、三宅さんについて「いろんなことに取り組むとても愛くるしい女の子で、悔しさと後悔で痛恨の極みだ」と、涙ぐみながら謝罪。経緯は調査中とし、「危険という認識はなかった」と繰り返した。今後は「保護者の協力も得て、通学の見守りを強化したい」と述べた。(2018/06/21-22:31)
2018年6月21日木曜日
「中身ない」保護者憤り=女児死亡の学校で説明会-大阪北部地震
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