
厳しい暑さとなった埼玉県の熊谷駅前を歩く高校生たち(2日午後)=共同
日本列島は2日も高気圧に覆われて気温が上昇し、岐阜県多治見市で最高気温40.2度を観測した。全国の観測点で8月に入って40度を超えたのは初めて。3日も厳しい暑さが続く見通しで、気象庁は東北から九州北部に高温注意情報を出し、水分・塩分の補給や冷房の適切な使用といった熱中症対策を呼び掛けた。
全国で40度を超えたのは埼玉県熊谷市で史上最高の41.1度を観測するなどした7月23日以来。多治見市では同18、23日にそれぞれ40.7度を観測しており、40度超は今年3日目となった。
気象庁によると、特に関東甲信、東海では日本海からの気流が山を越える「フェーン現象」の影響で気温が高くなった。多治見市では2日明け方の午前5時7分に25.0度まで下がり、約9時間で15度以上も上昇したことになる。
ほかに気温が高かった観測点は岐阜県美濃市の39.8度、名古屋市と三重県桑名市の39.6度、甲府市の38.7度など。東京都心部は37.3度、大阪の中心部は35.7度だった。全国で927ある観測点のうち697地点で30度以上に。このうち194地点は35度以上の猛暑日になった。
3日午後には気温上昇に伴って大気の状態が不安定になり、局地的に雷雨になる恐れがある。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33721600S8A800C1CC1000/
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