2018年8月1日水曜日

1・3億円脱税のたこ焼き店 無期限営業自粛 40年以上前から徐々に規模拡大

大阪城公園(大阪市中央区)にあるたこ焼き店「宮本茶屋」
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 大阪城公園(大阪市中央区)にあるたこ焼き店「宮本茶屋」の経営者・宇都宮タツ子被告(72)が約1億3千万円を脱税したとして在宅起訴された事件で、店に場所を提供していた豊国神社は1日、同店が「無期限営業自粛」したとホームページで明かした。

 豊国神社によると、事件を受け神社関係者や弁護士らで協議し、神社側は営業自粛を求めることを決定。同27日に店側に自粛要請し、1日から同店は営業をしていない。この日は経営者の親族と見られる男女3人が後片付けのため店を訪れていた。店の関係者の女性は「きょうから閉めました。それ以外、お話することはありません」とだけ話した。

 神社関係者は「今後は話し合いのうえで、どうしていくかを決める」と話している。この関係者によると、同店は40年以上前から豊国神社の境内入り口付近の同所で営業。最初は移動可能なトラックで営業していたが、徐々に規模を拡大。20年ほど前には約40平米で堅固なコンクリートで囲まれ、厳重にシャッターで管理する現在の平屋家屋となった。他の関係者は「このまま閉店すべきだという声が多い」と説明している。

 大阪地検特捜部は7月26日、所得税法違反の罪で宇都宮被告を在宅起訴。客の8〜9割はインバウンド(訪日外国人客)だった。大阪城公園を管理している大阪市・吉村洋文市長(43)は店側に改善報告を求める意向を示していた。神社側は同30日に、店側が1日から営業自粛することを報告していた。

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