2018年7月6日金曜日

千葉女児殺害、無期懲役判決 地裁「反省の態度も皆無」

 千葉県松戸市のベトナム国籍の市立小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が昨年3月に殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた同小の元保護者会長、渋谷恭正(しぶややすまさ)被告(47)の判決が6日、千葉地裁であった。野原俊郎裁判長は「被告は本来児童を守るべき立場であり、(犯行は)卑劣かつ悪質。反省の態度も皆無」などとして、無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。

 判決によると、被告は2017年3月24日、登校中のリンさんを軽乗用車で連れ去り、車内でわいせつな行為をした上で首を圧迫し窒息させて殺害。遺体を同県我孫子市の橋の下に捨てた。

 検察側は6月の論告求刑公判で「非道で残酷な犯行」として死刑を求刑。これに対し、被告は「やっていない」と繰り返し無罪を訴え、弁護側は「(証拠の)DNA型鑑定は捜査機関による捏造(ねつぞう)の可能性があり、検察の立証は不十分」と主張していた。

 被告は、判決前に拘置所で朝日新聞などの取材に応じ、「(求刑通りの)死刑は覚悟している」と話す一方で、「やっていないので(有罪判決なら)控訴する」とも語っていた。今後、控訴するかを検討するとみられる。

 一方、リンさんの父レェ・アイン・ハオさん(36)は法廷で「(被告が)処罰されるまで娘は天国にはいけない」「死刑の判決をお願いします」などと訴えていた。(寺沢知海)

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