
西日本豪雨で被災した広島市安芸区で、同僚と住民を避難誘導中に行方が分からなくなった広島県警呉署交通課の巡査長、晋川尚人さん(28)=同県海田町、警部補へ2階級特進=の遺体が18日までに発見された。
「助けてくれた」「会ってお礼をしたかった」
県警によると、遺体は17日午後、安芸区矢野町の川に流れ込んだ土砂の中から見つかった。死因は窒息死。16日には数メートル離れた場所で、同僚の呉署交通課の巡査長山崎賢弘さん(29)=警部補へ2階級特進=の遺体が発見されている。
2人は6日夜、呉署を出て帰宅する途中、土砂崩れで立ち往生した車数台を見かけ、車外に出るよう呼び掛けた。110番して救助を求め、住民らと歩いていたところを再び起きた土砂崩れに巻き込まれたとみられる。
晋川さんは2014年に警察官になり、同年9月から呉署に勤務。県警関係者は「若手の中でも優秀で、元気に動き回ってくれていた」と話す。
遺体発見前、父親(54)は取材に「正義感が強く、自慢の息子。これからというときだった」と話していた。妻と2歳の息子がいて、今年、家を購入したばかりだったという。 一方、避難誘導してもらった広島県呉市の会社員、橋本幸治さん(60)はこれまでの取材に「あのまま車に乗っていたら助からなかった」と振り返った。「娘は過呼吸状態になってパニックを起こしたが、警察官が背中をさすって『大丈夫。落ち着いてください』と声を掛けてくれた。会ってお礼をしたかった」と語っていた。
https://www.sankei.com/west/news/180718/wst1807180096-n1.html
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