列島が高気圧に覆われた14日、全国的に猛烈な暑さとなった。西日本豪雨の被災地でも朝から気温が上昇し、広島県三次市で37.1度を記録。熱中症の疑いで被災者らの救急搬送が相次いだ。暑さ対策が求められている。また、この日は被災地に全国からボランティアが駆けつけた。毎日新聞のまとめでは、甚大な被害が出た広島、岡山、愛媛の3県24市町に少なくとも計約6400人が集まった。
豪雨死者208人、不明25人
一方、豪雨による犠牲者はさらに増え、毎日新聞の集計で同日午後7時現在、死者は14府県で208人、安否不明者は4県で25人となった。
被災3県では、岡山県高梁市で37.0度、愛媛県大洲市で36.2度を記録するなど、50の観測地点のうち17地点で35度以上の猛暑日。35地点で今年の最高気温を更新した。広範囲で浸水被害が相次いだ真備(まび)町地区がある、岡山県倉敷市の最高気温は34.9度に達し、照りつける日差しで路面付近にかげろうが見えた。
気象庁によると、猛暑はチベット高気圧と太平洋高気圧が重なったことが原因とみられる。勢力の強い太平洋高気圧が上空約5000メートルで列島を広く覆い、さらに約1万5000メートル付近でチベット高気圧が中国大陸から張り出した。この影響で厳しい暑さは2週間ほど続く見込み。
環境省によると、熱中症の危険度を示す暑さ指数は、「危険」「厳重警戒」「警戒」の順に5段階に設定。15、16の両日は、被災3県の47地点中46で、「危険」「厳重警戒」となっている。気象庁も高温注意情報を出して注意を呼びかけている。
被災3県では、片付け作業中の被災者らが熱中症で相次いで搬送された。各地の消防によると、真備町地区では、21~86歳の男女23人が運ばれ、大洲市では、がれきを撤去していた被災者の男性(82)が搬送された。広島県の呉市や熊野町でも、土砂の搬出作業などをしていたボランティア計3人が暑さで体調を崩して運ばれた。
一方、広島県では14日、尾道市で安否不明だった60代の女性の遺体が見つかったほか、広島市や呉市でも新たに死亡が確認された。【松本光樹、遠藤浩二】
https://mainichi.jp/articles/20180715/k00/00m/040/079000c
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