西日本を中心に大きな被害をもたらしている記録的な豪雨で広島、岡山、愛媛の各県などでは8日、安否不明者の捜索活動や孤立状態の住民の救出活動が続けられた。岡山県倉敷市真備町では川の堤防が決壊し、広範囲で水没した。京都府や岐阜、高知両県でも犠牲者が確認され、70人が死亡、50人以上の安否が不明となっている。
大雨特別警報の発表対象は計11府県に上ったが、8日午後3時までにすべて解除された。特別警報が発表されなかった地域も含め土砂災害が多発しており、気象庁は引き続き厳重に警戒するよう呼び掛けている。
死者は広島30人、愛媛19人、岡山10人、山口3人、京都2人、岐阜、滋賀、大阪、兵庫、高知、福岡で各1人。安否不明者は40人以上。
岡山県倉敷市真備町では、近くを流れる小田川の堤防が約100メートルにわたって決壊した。千人以上が病院や建物の屋上などに取り残され、孤立状態になった。消防や自衛隊などがヘリコプターやボートで救出活動を続けている。
愛媛県宇和島市などでも土砂崩れで道路が寸断され、一部の集落が孤立した。京都府警によると、大雨により京都府綾部市で住宅2棟が倒壊した現場で見つかった男女2人の死亡が確認された。高知県大月町でも崩壊した住宅で女性1人が死亡した。
総務省消防庁によると、8日午後3時時点で20府県の避難所に計3万250人が身を寄せている。広島県1万1707人。岐阜県9050人、兵庫県2791人、岡山県2481人など。
避難指示・勧告の対象は19府県の260万世帯、計590万人に上った。避難所ではない施設や親戚宅に逃げている人のほか、道路が冠水して自宅に取り残された人も多いとみられる。
午後3時時点の全半壊や床上・床下浸水などの住宅被害は、愛媛県1033棟、福岡県981棟、岡山県588棟、広島県443棟など。被害の全容は分かっておらず、さらに増える見通し。
国土交通省によると8日午前の時点で、線路内へ土砂流入などで16事業者58路線が運休。東海道新幹線と山陽新幹線との直通運転については、JR東海とJR西日本は8日の始発から再開した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3274865008072018CC1000/
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