2018年2月1日木曜日

東京都心、雪のピークは2日未明から朝 数センチ積雪も

ショベルなど雪に備えた商品を扱うホームセンター(1日午後、東京都品川区のDCMホーマック大井競馬場前店)

ショベルなど雪に備えた商品を扱うホームセンター(1日午後、東京都品川区のDCMホーマック大井競馬場前店)

 本州の太平洋側から急発達しながら進む「南岸低気圧」の影響で、気象庁は1日、首都圏で同日夜から2日午前にかけて大雪が予想されると発表した。東京23区でも数センチの積雪が見込まれるという。気象庁は2日朝の通勤・通学時間帯に交通機関が乱れる恐れがあるとして、注意を呼びかけている。

 気象庁によると、東京都心の雪のピークは2日未明から同午前9時ごろ。同午後6時までの24時間予想降雪量は多いところで、甲信地方25センチ、関東地方北部山沿い20センチ、関東地方南部平野部10センチ。南岸低気圧の進路によっては降雪量が増える可能性もある。

 2日の東京の予想最低気温は氷点下1度、さいたまと宇都宮は氷点下2度となっており、路面が凍る可能性が高いという。気象庁担当者は「時間に余裕を持つなど、安全な行動に留意してほしい」としている。

 2日に入試を控える首都圏の私立中学も積雪による影響を警戒する。

 共立女子中学高等学校(東京・千代田)は2日、校舎に隣接する講堂を午前7時に開放する。「雪に備えて早めに家を出た受験生親子が試験まで暖を取れる場所にする」(今井利夫教頭)という。

 雪による電車などの遅延で午前8時30分開始の試験に間に合わない場合、繰り下げ試験を実施。ホームページでこうした対応を発信しており、今井教頭は「焦らずに安全第一で来てほしい」と話す。

 大妻中学高等学校(同)は2日、入試の際に用意している繰り下げ試験用の予備部屋を2室から6室に増やす。1日は受験時間が違う生徒らが接触しないよう、遅延の程度に応じた試験や休憩の時間割の作成に追われた。

 赤塚宏子教頭は「どれくらいの積雪になるか読めず、ハラハラしている。長い間、準備してきた子供たちが力を発揮できる環境を整えたい」と気を引き締めた。

Let's block ads! (Why?)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26418000R00C18A2CC1000/

0 件のコメント:

コメントを投稿