
文部科学省が自民党国会議員の指摘を受け前川喜平・前事務次官の授業内容を報告するよう名古屋市教育委員会に求めた問題で、名古屋市の河村たかし市長は2日の定例記者会見で、報告を求めた意図などを文科省に尋ねる質問状を市側がメールで送ったと明らかにした。
質問状は3月30日付。杉崎正美教育長名で文科省初等中等教育局長宛てに送り、回答期限は設けていない。市立八王子中学校が前川氏を2月16日の授業に招いた判断について「総合学習の指導計画に基づき、キャリア教育の視点で行われた授業と把握しており、特に問題ないと捉えている」とした上で、授業に対する文科省の考えや市教委への問い合わせの意図を尋ねた。
会見で河村市長は「(文科省の問い合わせは)『今回の授業は非道徳的だ』と(言っているように)受け取れる文面で、きちっと文科省の考えを聞かないかん。道徳は価値判断を伴うもので、名古屋だけでなく全国にも影響する問題だ」と述べた。【三上剛輝】
https://mainichi.jp/articles/20180402/k00/00e/040/255000c
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