2018年4月5日木曜日

昨年3月把握も防衛相に報告せず 小野寺氏陳謝、調査チームで実態解明指示

 小野寺五典防衛相は4日、陸上自衛隊のイラク派遣時の日報に関し、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)が昨年3月に発見していたにもかかわらず、当時の稲田朋美防衛相や政務三役、統合幕僚監部、内部部局などに報告していなかったと明らかにした。小野寺氏は記者団に「遺憾だ」と語り、大野敬太郎防衛政務官をトップとする調査チームを立ち上げ、早期の全容解明を指示した。

 陸自研究本部は今年1月12日、イラク派遣時の日報の存在を陸上幕僚監部総務課に報告していたが、発見した時期は不明だった。報告が9カ月以上、放置されていたことになり、小野寺氏は「一連の日報問題で国民の皆さまに不信をもたれていることは大変申し訳なく思っている」と陳謝した。

 日報は昨年2月16日、野党議員の資料要求に対し防衛省が「不存在」と回答。同20日の衆院予算委員会で当時の稲田防衛相が「確認したが見つけることはできなかった」と答弁していた。防衛省によると、同22日に稲田氏が改めて日報の探索を指示。陸自研究本部教訓課は3月10日に「保管していない」と回答していた。

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https://www.sankei.com/politics/news/180405/plt1804050006-n1.html

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