希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は25日午前、衆院選敗北を受けた自身の進退について「(党を設立した)『創業責任』もあると思うので、見極める必要がある」と述べ、慎重に判断する考えを示した。また、「解党は責任の取り方としては良くない」と主張した。パリ出張から帰国後、成田空港で記者団の取材に答えた。
希望は同日午後、小池氏も出席して両院議員懇談会を開催。衆院選で議席数を公示前の57から50に減らした敗北の総括を行うとともに、役員人事などを協議する。
小池氏は「選挙結果は本当に厳しいものがあった。いくつも反省材料がある」と改めて表明。「国政の運営については国会議員を中心にして進めることになる」と語り、執行部を速やかに発足させて党の立て直しを図る意向を示した。
小池氏は衆院選開票直後、代表続投の意向を示した。だが、党内では、民進党出身者の公認をめぐる小池氏の「排除」発言などが敗北につながったとして、責任を追及する声が上がっており、両院懇談会は紛糾する可能性もある。
小池氏はパリに3日間滞在。温暖化防止に取り組む各都市のネットワーク「世界大都市気候先導グループ(C40)」の運営委員会に出席したり、パリ中心部から郊外に移転した世界最大規模の卸売市場を視察したりした。
◇小池氏発言要旨
希望の党の小池百合子代表(東京都知事)が25日、記者団に語った発言の要旨は次の通り。
-午後に党両院議員懇談会が予定されている。
(衆院の)選挙結果は本当に厳しいものがあった。いくつも反省材料がある。これから責任をどういう形で果たしていくのか。基本的には国政の運営については国会議員を中心にして進めることになる。
-代表辞任を求める声が出た場合の対応は。
これから皆さま方と話し合っていきたい。ただ、「創業責任」もあると思うので、見極める必要がある。
-落選者から解党を求める声もある。
それも真摯(しんし)な声と受け止める。しかし、解党は責任の取り方としては良くないのではないか。1000万人近くの方が(衆院選で)希望の党とお書きになった事実をしっかりと胸に刻まないといけない。(2017/10/25-10:29) 関連ニュース
2017年10月25日水曜日
小池氏「進退見極める」=希望、午後に両院懇談会
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