小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」は1日、衆院選の選挙区で民進党前職への対抗馬を含め新たに7人を擁立する方針を固めた。2日にも発表する第1次公認候補は54人になる見通しだ。社民党出身の阿部知子氏らリベラル派前職に加え、みんなの党離党者で結成した旧結いの党出身者も標的とし、「排除」対象は拡大している。
阿部氏が立候補する神奈川12区には、元神奈川県藤沢市議の擁立が固まった。阿部氏はすでに希望の党への不参加を表明している。
9月の民進党代表選で枝野幸男代表代行の推薦人に名を連ねた寺田学前衆院議員の秋田1区では、元民主党参院議員の松浦大悟氏を公認する。枝野氏の埼玉5区にも対抗馬擁立が決まっており、リベラル派拒絶の姿勢が一層鮮明になった。
枝野氏は1日、国会内で記者団に「合理的な判断基準ではないという報道があるので、それなら打ち消してもらわないといけない」と述べ、候補者調整の方向性に強い不快感を示した。
http://www.sankei.com/politics/news/171002/plt1710020018-n1.html
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